大谷翔平9勝目ならず…湿り気打線こそのプレッシャー、オリオールズ19連敗脱出をアシスト

公開日: 更新日:

 負ければ1988年に喫した21連敗の球団記録に王手がかかるだけに、オ軍打線は大谷をはじめとするエ軍投手陣を死に物狂いで攻略にかかった。

「連敗中の相手に投げるのは嫌なものですよ」と、元横浜(現DeNA)投手コーチで大リーグ中継の解説を務める評論家の堀井恒雄氏がこう続ける。

「打線が湿っているチームでも、プロの打者がバットを持って打席に立っている以上、いつ当たりが戻っても不思議ではない。投手としては『そろそろ打線が息を吹き返すのではないか』と意識しながらのマウンドになるものです。私がコーチ時代にこのようなケースでは『用心しろ』とは言わず、『普通に投げれば抑えられるよ』と、極力、平常心を保つようアドバイスしました。大谷は勝てば2ケタ勝利に王手がかかるし、勝って当然の相手だけに、嫌でもオリオールズ打線を意識せざるを得なかったのではないか」

 マウンドでは相手打線よりも自分との戦いを強いられたようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も