柔道男子100キロ級「金」団体混合「銀」ウルフアロン<3>リハビリと練習で1日200キロを大移動した
試合前日、痛みで力が入らなくならないよう、JISSで膝にステロイドを注入してから、会場付近のホテルへ。
減量で減った体重を制限いっぱいの105キロに戻すため、胃袋に食べ物を目いっぱい詰め込んだ。
「栄養士さんから、本番で力を出すためには炭水化物をたくさん取る必要がある、と。その量をおにぎりで表すと28個分。だから米だけじゃなくて、うどんやパスタ、ゼリーも食べた。(写真を見せながら)顔もヤバイですけど、米の量もすごいですから! テレビでは分かりやすいように『おにぎり28個』と言いましたが、実際はそれ以上の量でした(笑い)」
五輪を終えて束の間のオフを過ごす中、24年パリ五輪での連覇に向けたプランも徐々に温まりつつある。 (つづく)