1100万円減の阪神藤浪“たらい回し”脱却なるか 熱望する先発でダメなら自由契約のススメ
エゴを通せないなら結局、中継ぎになっても中途半端な数字しか残せない──。
来季10年目を迎える阪神の藤浪晋太郎(27)はこう言って先発へのこだわりを強調したという。
8日の契約更改で、1100万円減の4900万円でサイン。今季は開幕投手を任されながら、3勝3敗、防御率5.21。先発で結果を残せず早々に二軍落ちすると、交流戦では中継ぎに転向。それでも精彩を欠き、後半戦は先発に戻った。
右往左往―ー。近年の藤浪を象徴する言葉だろう。先発として結果が出ない中、昨年は中継ぎとして一定の結果を残した。復活の兆しが見えたと思ったら、今季も二軍暮らしが長かった。矢野監督は藤浪を生かそうとアレコレ試しているのかもしれないが、当の本人は結果を残せない以上、配置転換は仕方がないとしつつ、地に足をつけた状態で野球ができていないという。
阪神の一貫性のない投手起用は藤浪に限った話ではない。評論家の山田久志氏は先日、「日刊スポーツ」のWEB版でこう書いている。