都市対抗野球に足を運ぶ本当の狙い ドラフト候補の品定めだけじゃない

公開日: 更新日:

 まったく、どこのどいつだよ。オレが第1試合を見ただけで、さっさとトンズラしたことを部長にご注進したのは。

 先月末から東京ドームで行われた社会人の都市対抗野球。その日はプロ注目の選手が第1試合に出るというんで、朝からドームへ。居眠りもせずに、その選手をしっかりとチェックした。調子はいまひとつだったけれども、実力の片鱗はうかがえたし収穫もあった。部長は用事があるってドームに来てなかったし、天気もよかったんで久々にゴルフの打ちっ放しでも行こうと思って第1試合が終わると同時にこっそりドームを出たんだ。

 ところが、その日の夜になって部長から電話が入った。「おまえ、きょうはさっさといなくなったらしいじゃねーか。また、ゴルフの練習か?」なんて嫌みタップリに言うもんだから、こっちはシドロモドロさ。

 部長にチクったのは現場にいたウチのスカウトか、それとも他球団にいる部長のスパイか。それとなく部長に探りを入れたけど、もちろん教えちゃくれない。それどころか「おまえの徳のなさだろーが」なんて言われる始末だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動