日本ハム新庄監督はコーチに「触るな」とクギ刺したのに…新人をチェックする計算
「新人は教えないで欲しい。(教えることを)我慢してください」
コーチ陣に対してこうクギを刺しているのが日本ハムの新庄剛志監督(50)だ。
スカウトはアマ時代の姿を評価したから獲得したわけで、まずは思うようにやらせてみる。そして結果が出なかったとき、壁に当たったときに初めて対処法を考えるというのは日本ハムの育成方針でもある。
そんな新庄監督が、なぜかルーキーに声をかけるシーンが目立つ。
例えば、18日は北山亘基(22)に対してだ。京都成章、京産大を経て昨年のドラフト8位で入団した右腕がブルペンで投げ始めると、稲葉GMが打席で球質をチェック。新庄監督は北山の真後ろに立つと、サングラス越しにじっくりと投球を見守り、時折声をかけていた。
前日の17日は中京大中京からドラフト5位で入団した畔柳亨丞(18)を稲葉GMと2人でチェック。3日に新庄監督がキャンプで初めてブルペンの打席に立った際の“対戦相手”にしても、ドラフト6位入団の長谷川威展(22=金沢学院大)だった。