日本ハム“ビッグボス新査定”導入も…加点ポイントは「守り勝つ野球」への貢献度

公開日: 更新日:

「走塁が僅差のゲームを勝てるか勝てないかを分けるし、それが次の試合にもつながり、結果的に年間を通して優勝に近づけることになると、ビッグボスが就任時からずっとおっしゃっていて、(走塁への情熱を)感じます。僕も自分にプレッシャーをかけながらやっていきたい」

 こう言っているのは日本ハムナンバーワンの俊足外野手で2年目の五十幡亮汰(23)だ。

 新庄剛志監督(50)が掲げるのは「ノーヒットで点を取る」ことと「守り勝つ野球」。「選手が僕の考えをしっかり把握してもらって、付いてきてもらえないことにはできない」と話していたが、その思いは選手に伝わっているようだ。

 監督の意向に沿ったプレーをする選手を、正当に評価をするのはある意味当然。球団も「新庄改革」を全面的にバックアップするつもりか、具体的には選手の査定基準が変わる可能性があるという。

 日本ハムの査定は個々のプレーやタイトルなどによる加点方式で行われるとか。その中でも「ノーヒットで点を取る」ことと「守り勝つ野球」に貢献するプレーの査定ポイントが高くなるかもしれないということだ。例えば四球、犠打、犠飛、盗塁といったハッキリ数字に表れるものはもちろん、進塁打なども高評価の対象か。守りにしても投手の防御率、捕手の盗塁阻止率、野手の補殺に加え、失点を阻止した中継プレーなどもこれまで以上に評価される可能性が出てきたことになる。

 気は早いが、選手がバラ色のオフを迎えようと思ったら、さっさと「新庄色」に染まるのが一番ということか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇