中日3年目・石川昂弥がOP戦特大1号! 立浪監督の期待に応えコワモテもニンマリ
「たまには打ちますよ」
立浪和義監督(52)はそう言いつつも、うれしそうだった。
27日の楽天戦。7-9で敗れたものの、期待をかける高卒3年目の20歳に特大のオープン戦1号が飛び出した。
1点を追う二回2死三塁の場面。「7番・三塁」で先発出場した石川昂弥が楽天滝中の直球を叩くと、打球は左中間後方の防球ネットに突き刺さった。三回にも適時打を放ち、2安打4打点。厳しさを前面に出す指揮官も、「非常に良かった。長打が出ればベンチも活気づく」と笑顔が絶えなかった。
前日26日のオープン戦を含め、キャンプでの実戦6試合で1本塁打。低空飛行が続いたにもかかわらず、立浪監督は24日に昨季までの三塁レギュラー高橋周平の二塁コンバートを決断し、石川のために三塁のポジションをあけた。
結果が出なければ火種を生むリスクもあるだけに、コワモテ新監督も胸をなで下ろしたに違いない。