虎ファンは暴徒化寸前! 阪神また逆転負けでの4連敗に「1973年の惨事」再びの懸念
甲子園でファン同士のケンカは珍しいことではないが、今季は例年以上に鬱憤が溜まっているようだ。
阪神OBがいう。
「成績もさることながら、負け方がよくないね。開幕15試合で逆転負けが6度もある。こうなってくると、選手と首脳陣の信頼関係もおかしくなってくる。キャンプ前に今季限りでの退任を表明した矢野監督の意図はわからないし、就任4年目でも目指す野球はみえない。失策の多さも改善されず、コーチ陣も機能していない。矢野監督がやっている事には首を傾げることも多く、『今季の4番は佐藤輝と競わせる』といった大山は開幕で7番。主軸の5番起用は開幕5試合目から。開幕ローテに入れた小川は2試合で中継ぎに配置転換です。昨年は優勝を争っていたから見過ごされたことも、低迷が続けば問題点は浮き彫りになるもの。それがファンの怒りを増幅させることになる」
往年の巨人ファンが忘れられないのは1973年の暴動だろう。10月22日の甲子園での巨人戦。勝った方が優勝という大一番で、阪神は0-9の大敗を喫した。怒った阪神ファンは暴徒と化し、約3000人がグランドに乱入。巨人選手に暴行を働き、逮捕者が出た。
約50年の時を経て、絶望と憤怒で身を震わせるファンの乱入劇が再現されるかもしれない。