全米プロは6人中4人が予選落ち…新時代のセッティングに経験不足の日本選手「白旗」

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【全米プロゴルフ選手権】第2日

 6人が出場した日本勢で、予選を通過したのは松山英樹(30)と星野陸也(26)の2人だけ。カットラインギリギリながらともに通算4オーバー、144の64位だった。香妻陣一朗は6オーバーで89位、稲森佑貴は8オーバーで105位、木下稜介は11オーバーで123位、金谷拓実は13オーバーで135位に終わり、予選落ちとなった。

 木下稜介(30)は初日、「全然通用しない」と白旗をあげたが、それも当然だ。1936年オープンの会場は、なだらかな丘につくられたクラシックなコース。前回開催(2007年)より距離は約400ヤードも長くなった。バミューダとフェスキュー芝がミックスされたラフは短く、グリーンを狙うこともできるが、小さな砲台グリーンに止めることは難しい。アンジュレーションもきついし、ガードバンカーは深い。2日目は昼過ぎまで強い風も吹いた。

 ゴルフライターの吉川英三郎氏がいう。

「今の米ツアーにはドライバー飛距離が310ヤード以上の者が20人いるが、これはあくまでデータであって、実際には330ヤード以上飛ばす者も少なくない。5番ホールは656ヤード(パー5)もありますが、逆風でなければ2打でグリーンに乗せる選手もいる。ビッグドライブでゴルフ界に衝撃を与えたウッズの全時期と比べてゴルフが大きく変わり、コースセッティングも難しくなった」

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