男子プロは国内試合がない7月の練習が本格シーズンのスコアに直結する
いま、ゴルフの話題といえばサウジアラビア系ファンドがバックについた新ツアー「LIVゴルフ招待」に集中しており、先週行われた2戦目に香妻陣一朗が6位に入り80万ドル(約1億800万円)稼ぎ、初戦と合わせてすでに約1億4000万円も手にしました。
また初出場の稲森佑貴が11位(賞金約5050万円)、谷原秀人16位(同3030万円)、木下稜介23位(同2300万円)と日本ツアーでは考えられない高額賞金には驚くばかりです。
ただ、新ツアーの出場カテゴリーがどのように決まっているのか、将来性はどうなのか、不明な点が多いのも確かです。
そしてPGAツアー(米国)、DPワールドツアー(欧州)など、これまで世界のプロゴルフ界をリードしてきた組織と激しく対立していることだけは明確です。
海外志向が強く、松山英樹の背中を追い、PGAツアー参戦を目指して頑張っている星野陸也や金谷拓実が新ツアーに慎重なスタンスを取っているのもよく理解できます。
その一方で、国内に目を転じれば男子ツアーは7月に試合がありません。昔はヨネックスオープン、日経カップ、新潟オープンなど真夏を代表するビッグイベントが続いて、毎週多くのギャラリーで賑わったものです。