ヤクルト村上も破顔一笑! ボテボテ投ゴロも全力疾走、一塁ヘッスラで虎ミス誘いチーム逆転
文字通り、笑いが止まらなかった。
王手をかけて迎えた阪神戦。神宮球場の盛り上がりが最高潮に達したのは、相手のミスで2-3と1点差に詰め寄った七回だ。なおも2死満塁の好機で打席には4番の村上宗隆(22)。逆転満塁弾の期待を背に、村神様がバットを一閃すると打球は高い放物線を──描かずに、ボテボテのゴロが投前に転がった。
歓声がため息に変わる中、全力疾走の村上が一塁へヘッドスライディング。これが再び相手の悪送球を誘い、一挙3得点で試合をひっくり返したのだが、頭からベースにダイブしたままの村上はチームの逆転に気が付かない。球場とベンチの歓声でようやく顔を上げ、やっと事態をのみ込んだ泥だらけの村上はベース上で大爆笑。その姿にベンチの高津監督もナインも大笑いと相成った。
2年連続の日本一へ。ヤクルトは最高のムードで日本シリーズに向かう。