ダルビッシュ「リーグ優勝決定S敗退」のお値段 安定投球でパ軍牽引の右腕にボーナスは?
パドレス・ダルビッシュ有(36)が、リーグ優勝決定シリーズ(NLCS)で姿を消した。
日本時間24日、NLCS第5戦に先発し、6回3分の0を4安打2失点。勝利投手の権利を持って降板したが、前阪神の救援右腕スアレスが相手の主砲ハーパーに逆転2ランを浴びてチームは4敗目(1勝)を喫し、ワールドシリーズ進出はならなかった。今季はチーム最多の16勝(8敗)を挙げ、ワイルドカードでのポストシーズン進出に貢献。プレーオフは4試合で2勝1敗、防御率2.88。そのうち3試合が6回3自責点以内のクオリティースタートと、安定した投球を披露した。シーズンを通じてチームを牽引し続けたベテラン右腕はボーナスなどで報われるのか。
ダルは2018年2月にカブスと6年1億2600万ドル(約190億円)で合意。今季年俸の約28億円はパ軍投手陣でトップだ。今季は金額に見合う働きぶりだったものの、出来高には高いハードルが設定されている。
当時の米メディアの報道によれば、ダルの契約はサイ・ヤング賞受賞や投票結果に応じた出来高が付く。同賞受賞なら200万ドル(約2億9800万円)、投票で2~5位に入れば100万ドル(約1億4900万円)が支払われるという。
多くのアナリストの予想では、ダルはナ・リーグのサイ・ヤング賞圏外だ。上位5人にも入っていないため、今季は臨時収入を手にできない可能性もある。