ヤクルト山田哲人が復活の先制3ラン!短期決戦は「1番」で大活躍、高津監督の起用ズバリ

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 高津監督は山田の1番起用の狙いを「朝起きた瞬間に1番にしようと。なんかこう、きっかけを作らないといけないと思った。山田の存在って言うのが再確認できた試合」と話した。

■一軍定着の2013年、14年は主に一番

 8月14日のDeNA戦でも似たようなことがあった。高津監督は不振にあえいでいた山田を3年ぶりに1番で起用。山田もこれに応え、初回に先頭打者アーチを放った。試合後、気分転換などの意味合いがあったことを明かした高津監督は「びっくりした」としつつ、「山田哲人ですからね。それを忘れてもらっちゃ困るなっていうのは思います」と変わらぬ信頼を口にした。球団OBが言う。

「一軍に定着するようになった2013年、14年は主に1番を打った。かつては『一番最初に打席が来ると投手を見れないから、1番はあまり好きじゃない』と話したこともあったが、1番は3番とは違い、村上の前を打つことや、自分が打って勝たなきゃいけないというプレッシャーから解放される。6、7番の下位に落とすのではなく、打ち慣れた1番なら山田のプライドも傷つかない。実際、山田はこの日、出塁することを強く意識していたのか、2打席目にフルカウントまで粘って足で内野安打を放った。これで気持ちが楽になり、思い切りの良さが戻ってきたように見えます」

 山田は17年WBCや昨年の東京五輪でも1番打者として活躍。シーズン中は3番の方が好成績を残しているが、短期決戦ではなぜか1番での大活躍が目立つ。

 21年オフに年俸5億円の7年契約を結んだ男の面目躍如である。

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