阪神1位・森下翔太を英才教育 父親が明かす「マイホーム購入の判断も野球ありきでした」
横浜市内に建てたその一軒家は善文さんのこだわりが強く反映されている。購入にあたり、まず考えたのが立地だった。
「とにかく野球ありきでした(笑)。私たち夫婦は共働きなので、互いの職場からアクセスの良い場所というのはもちろん、“野球をできる公園がすぐ近くにある”というのも必須事項だった。大きな庭付きの家は現実的ではないので、近所の公園を庭のように使おうと考えたんです。家は設計の段階で、1階の部屋とリビングの仕切りをスライド式にして、一部屋として使えるように要望しました。室内の練習スペースを確保するためです」
新居では“遊び”としてカーテン目がけてトスバッティングをさせた。その頃はビーチボールではなく、玩具屋で買ったカラーボールを使っていた。ルールを覚えさせるために肩を並べて野球のテレビゲームをプレーするなど英才教育に余念がなかった。森下が地元の野庭日限フェニックスの門を叩いたのは小学校入学の前年だ。
「幼い頃の息子は人見知りでした。家では私の膝の上から離れないような。小学1年生からいきなりチームに入れるより、その前からチームに加えてもらって徐々に慣れさせていこうと、クラブにお願いしました」