アMVPジャッジ巡りタンパリング疑惑が…不正交渉が千賀と大谷にも飛び火する可能性
エンゼルス・大谷翔平(28)との一騎打ちを制してア・リーグMVPに選ばれたヤンキースのアーロン・ジャッジ(30)にタンパリング疑惑が浮上している。
ニューヨークのスポーツメディア「SNY」(電子版)によれば、今オフのFA市場の目玉であるジャッジの条件を低く抑えるため、メジャーを代表する金満球団のヤンキースとメッツのオーナー同士が“価格カルテル”を結んでいたという。
この報道を受けて大リーグ選手会は、選手の年俸を不当に抑制する行為だと批難。ロブ・マンフレッド・コミッショナーは報道を否定しながらも、「選手会側の主張は理解できる。(両球団に)共謀があったのかハッキリしたい」と、事実関係を調査すると明かした。
ジャッジを巡っては、ヤンキース、メッツに加え、ドジャース、ジャイアンツといった資金力豊富な球団が関心を寄せており、契約規模は総額2億ドル(約280億円)超と予想されている。マネーゲームに発展しかねないだけに、獲得を狙う球団同士が共謀して金額の高騰を避けようとしたのだろうが、日本人選手も「対岸の火事」と見過ごせない。メジャーでは、これまでもジャッジのようにFAの目玉選手の交渉過程で、価格カルテルが横行しているとの噂が絶えなかったからだ。