ロッテ3位・田中晴也はマイペースな野球小僧… 昼過ぎから日暮れまでの練習に父は悲鳴

公開日: 更新日:

 終業後の交流を通じ、2000年に母の靖子さん(48)と職場結婚。翌年に長女、04年に田中が産声を上げた。2人が幼少の頃、政弘さんは「休日の昼を家で過ごした記憶がほとんどない」と言う。毎週末、決まったように公園へピクニックに出かけた。転機が訪れたのは06年、田中が2歳のときだった。

「新潟に独立リーグのアルビレックスが誕生したんです。新球団に私も興味があったし、キャッチボールやノックなどのイベントも頻繁に開催してくれた。子供たちを連れて行くうちに、いつの間にか毎週末の恒例に。ヤクルト高津臣吾監督やギャオス内藤さんらがいて、元プロ野球選手との距離が非常に近く、貴重な体験になったと思います。当時の開催球場は十数カ所ありましたが、佐渡以外は全部行ったかな」(政弘さん)

 野球が身近になり、田中は家でもプロ野球メジャーリーグ高校野球を観戦するようになった。

 09年夏の甲子園で日本文理が新潟県勢初の決勝進出を果たした。6点ビハインドの九回2死から5点を返す猛追を見せたが、惜しくも敗戦。最後まで諦めない日本文理ナインに心を奪われたのか、田中は同校の練習風景を見たいと言い出した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇