ロッテ3位・田中晴也はマイペースな野球小僧… 昼過ぎから日暮れまでの練習に父は悲鳴
■野球を見るとウズウズ
「家族で何度か練習を見に行ったので、それが進路につながったと思います。当時の晴也は熱心にじっと観察していたかと思えば、自分もやりたいとウズウズするようで、『キャッチボールしよう』『ノックしよう』と。アルビレックスの観戦時もそんな感じでした(笑)」(政弘さん)
小学2年の冬に地元の赤城ベースボールクラブへ入団し、野球熱は一層高まった。クラブの活動日は基本的に土日祝だが、練習の前後などは、政弘さんに練習をせがんだ。
「フライを捕るのが大好きで。通っていた四郎丸小のグラウンドで昼過ぎから、球が見えなくなるまで相手をすることも珍しくなかった。私の体が悲鳴を上げるまでやり続ける(笑)。あまりに遅いから妻が迎えにくることもしばしばでした。私から誘ったことはほとんどありませんが、周囲からはスパルタお父さんと思われていたかもしれません。ソフトボールをしていた長女が加わることもあり、同時に2種類の球でキャッチボールをしました」(政弘さん)
■マイペースな性格