レ軍オーナーは年俸削減方針から主力放出も辞さず 吉田正尚の「5年124億円」にも厳しい目
「ヘンリー氏は『フェンウェイ・スポーツ・グループ』を起こし、本拠地フェンウェイパーク周辺の関連事業で得た利益の一部、約550億円を投じて、米自動車レースのNASCAR(ナスカー)のラウシュ・レーシングチームや英サッカー・プレミアリーグの名門リバプールを相次いで買収した。今では本業の投資事業から手を引いており、スポーツ事業に専念している。かつては、選手獲得に資金を惜しみませんでしたが、これまで4度も世界一になっているだけに最近は選手の評価もシビアになっています」
ここ数年は年俸削減の方針から主力の放出も辞さない。5年総額約124億円で入団した吉田にもシビアな目が向けられそうだ。
「チーム編成に大金を投じても、勝敗に関しては『故障者が続出するなど、想定外の事態は起きるので毎年、優勝できるものではない』と淡泊。スポーツに対して理解があり、チームへのサポートは手厚く、オールスターに選出された選手には開催地への移動に自家用ジェットを手配するなど選手ファーストを心がけている。恵まれた環境にいるだけに、結果を出せなければ放出の対象になりかねない」とは地元放送関係者だ。