オコエは逃げ出し石井監督には「GM解任だった」説…楽天チーム内でくすぶる数々の火種
石井GMの手腕に懐疑的な声
その楽天は今季、69勝71敗3分けの借金2で4位に低迷。2018年にGMに就任し、昨季から監督も兼務する石井一久監督(49)はGMを外れ、監督に専念することになった。
同監督は球団を通じて、「今までも1勝でも多く積み重ねること、チームが勝つことを考えてきましたが、アプローチを変え、来シーズンに臨むことを決めました。シーズン中の事務作業は球団本部で行います」とコメントを発表したものの、前出のメディア関係者は、「GMは事実上の解任ではないか」とこう話す。
「GM就任以降、FAで獲得した浅村、鈴木が活躍、辰己、小深田、早川といった即戦力の『ドラ1』こそ戦力になっているが、太田(18年2位)、黒川(19年2位)ら若手が伸び悩んでいる。しかも、ここ2年はカスティーヨ、ギッテンスら新外国人の補強も失敗が目立つ。球団内では、石井GMの手腕に対し、懐疑的な声も出始めていました」
■島内も移籍志願
楽天では先日、4年契約の2年目を終えた主砲の島内が契約更改後の会見で「できるなら、来オフにFAさせてほしいと(球団に)言いました。違うユニホームを着てプレーしたい気持ちも少なからず出てきた」と待遇に対する不満を漏らし、物議を醸したのは記憶に新しい。
今季リーグ連覇を果たしたオリックスと僅差の2位だったソフトバンクはこのオフ、大型補強を敢行した。火種が燻る楽天は来季も苦戦を強いられるかもしれない。