虎戦士にとって岡田監督は“上から目線の怖いオッチャン”どまり…ブランク15年は弊害ばかり
■前回は選手を知り尽くし、奮い立たせたが…
星野監督が18年ぶりの優勝に導いた03年オフ、岡田監督はバトンを託された。同年は一軍の内野守備コーチとして星野監督を支え、その前の4年間は二軍で監督、コーチを務めていた。
「二軍時代は選手の性格を知り尽くしていただけでなく、野村監督に干されて二軍にきた今岡にも寄り添い、気持ちを切らさないようにフォローしていた。それが星野監督時代の大ブレークにつながったと言っても過言ではない」(前出のOB)
03年に巨人の原監督が監督を辞めた際、「また監督やる時があるやろうから、その前に二軍の監督をやってみたらどうか」と助言したのも、自身の経験からだ。
「岡田監督は第1次政権時、『監督ができることはどうやって選手を奮い立たせるかということだけや。どんな選手にも長所があるんやから』といって、暗に野村監督批判をしていたが、それも選手の性格を知り尽くしていたからこそです。08年に監督を退任してから15年が経過した今回、選手は岡田監督のことを知らない。それは監督も同じ。ネット裏から見ていただけでは、選手の性格や人間性までは見抜けませんから」とは、在阪のテレビ関係者。