虎戦士にとって岡田監督は“上から目線の怖いオッチャン”どまり…ブランク15年は弊害ばかり
阪神の2023年チームスローガンが「アレ」になった。正確には「A.R.E.」(Aim! Respect! Empower!)。
「個人・チームとして明確な目標(Aim!)に向かって、野球というスポーツや諸先輩方に対して敬いの気持ち(Respect!)を持って取り組み、個々がさらにパワーアップ(Empower!)することで最高の結果を残していく」という意味が込められているというが、岡田監督の口癖である「アレ=優勝」を生かした無理やりな印象は拭えない。
その岡田監督を迎えた選手たちは、指揮官の性格や人間性がわからずビビっているという。65歳で球界最年長の指揮官は、2008年に阪神監督を辞めた。10年から3年間はオリックスで采配を振るも、その後は解説者として、古巣に最も辛口の評論家だった。
「今の選手にはそのイメージしかないですから」と、球団OBはこう語る。
「選手は秋季キャンプで岡田監督と顔を合わせたものの、監督がどんな人間なのかわかっていない。コーチには安藤、久保田、藤本、二軍監督も自分が呼んだ和田など、現役、監督時代に一緒にやった者はいるが、選手は皆無。上から目線で歯に衣着せぬ怖いオッチャン、ぐらいの印象しかない。前回の監督のときとは、その点でまったく違う」