オリ内藤鵬は日本球界に不足する「右の大砲」ひさびさの候補 高卒新人が“満点デビュー”
右打者が不足しているのは、WBCの日本代表に限らない。球界全体を見渡しても、右の大砲と呼べるのは日本代表の岡本(巨人)と山川(西武)くらい。そんな現状に楽しみな選手が出てきた。オリックスの昨年のドラ2、高校生ルーキーの内藤鵬(18=日本航空石川)だ。
■小島から先制犠飛
2日、ロッテとの練習試合に7番・DHでスタメン出場。二回に開幕投手の左腕・小島から左翼へ、先制の犠飛を放った。初の練習試合だった2月23日の楽天二軍戦は2打数2安打1打点。満点デビューで株を上げていた。
高校通算53本塁打。キャンプのフリー打撃では180センチ、100キロの恵まれた体格から、右に左にサク越えを連発した若手注目株だ。
「スイングが速いうえに、タイミングの取り方もいい。甲子園に出ていない右打ちの高校生野手ではこの内藤と広島が2位指名した内田湘大(利根商)が双璧でした。高校時代は三塁手。守備は多少、時間がかかるかもしれないが、肩は強いし、スローイングも問題ない。ウチもドラフト上位に評価していた大砲候補です」(在阪球団スカウト)