武将山虎太郎は「三歩進んで二歩下がる」コツコツの苦労人、部屋には薫陶を受ける力士も
「まさに『三歩進んで二歩下がる』土俵人生でしたが、着実に地力はついている。後輩の面倒見もよく、どちらかといえば背中で引っ張るタイプだが、慕う力士も多い。藤島部屋には何人か、『将来の幕内間違いなし』と期待されている力士がおり、武将山の薫陶を受けているそうです」(前出の親方)
将来の理事長候補と言われる藤島親方にとっても、待望の関取1号。10年9月に武蔵川部屋から継承した際は何人か関取がいたが、それは前武蔵川親方(元横綱三重ノ海)の弟子。藤島親方自身がスカウトし、育てた関取は武将山が初めてだ。
果たして藤島部屋隆盛の先駆けとなるか。
▽武将山虎太郎(ぶしょうざん・こたろう)
●本名は藤原虎太郎
●1995年12月、茨城県水戸市出身
●171センチ、171キロ
●最高位は現在
●しこ名の由来は「力士らしい名前を」という自身の要望に師匠が応えたもの