(6)9番ホールの不正を見て動揺、スコアは散々
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久志は、パターを振った。打ち出されたボールは、まっすぐ転がった。久志の耳に、カンというカップインの音が聞こえる、はずだった。ところがカップ際でクルッと反転した。ボールは4分の1ほどカップを覗いているが、入らない。
「あっ」
久志は思わず叫んだ。
「あははは」…
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