巨人が狙う今季5人目の助っ人投手…体重122kg巨漢左腕バルドナードの「重大欠陥」
巨人が新外国人選手として前ナショナルズ傘下3Aロチェスターのアルベルト・バルドナード投手(30)の獲得に動いている。
身長196センチ、体重122キロの巨漢リリーフ左腕は、最速158キロの速球が武器。2021年にナショナルズでメジャーデビューし、14試合に登板した。今季は3Aで29試合に投げて防御率3.03。20日(日本時間21日)に自由契約となっていた。
■これといって特徴のない投手
大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏は「はっきり言って、これといった特徴のない投手です」とこう続ける。
「直球の平均は150キロちょっと。でも、今季3Aでの奪三振率は9.1とごく普通。スライダーとチェンジアップはこれといった変化球ではありません。同じく3Aでの与四球率が5.2というのはいただけない。平均が3程度ですから『制球難』の部類に入る。マイナーでも勝ちパターンではなく、負け試合で投げています」
今季新たに加入した支配下の外国人投手は、ビーディ、先発ローテに入った両左腕のグリフィンとメンデス、ロペスを入れて5人目となる。これだけあふれ返っているのに、さらに補強するほどだから、逆転優勝へ向けた「救世主」候補ではないのか。