笹生優花のメジャー2勝目は近い 全米女子プロ2位につながったアグレッシブなプレースタイル
とはいえメジャーに勝つためのポテンシャルの高さを改めて証明したといえます。
■渋野のベースボールグリップは時間がかかる
日本勢は古江彩佳も8位とトップ10入りです。スイングのリズム、軌道がずっと変わらず、ボギーをたたきそうもない安定感があります。プレーに派手さはないけれど、悪条件の中でも自分のゴルフを徹底できるのは強みです。じっと耐える古江のプレースタイルがメジャーの難設定でも上位に食い込んでくる秘訣だといえます。
今季LPGAツアーで予選落ちのなかった渋野日向子は決勝に進めず残念でした。スイングを改造して、いまスクエアにボールを打てない状況であり、左手親指に痛みが出るためベースボールグリップに変えて戦っています。
ティーアップするドライバーなら問題なくても、芝の上から打つアイアンはコントロールがうまくいかず、気持ちも前向きにいかなかったのでしょう。それがパットにまで影響が出ました。ベースボールグリップは右手が返ってしまうのか、押し出してしまうのか、慣れるにはしばらく時間がかかりそうです。