メジャーで語り継がれる「ポストシーズン請負人」伝説 球団のお荷物が獅子奮迅の働き
この獅子奮迅の働きによって、お荷物球団だったブルワーズは26年ぶりのPS進出を実現、この年のサバシアの活躍は「PS請負人伝説」となってファンの間で語り継がれることになる。
■マニー・ラミレス
08年7月31日、54勝54敗と苦戦が続いていたドジャースは、プレーオフ進出の切り札としてレッドソックスから主砲マニー・ラミレスを獲得した。その時点でラミレスは通算本塁打数500を超えている大打者だったが、わがままな行動がひんしゅくを買い球団が放出したがっていたため、ドジャースは労せずしてラミレスの獲得を実現、「請負人」として活用した。
ドジャース移籍後のラミレスはレッドソックスに追放されたうっぷんを晴らすかのように長打やタイムリーを打ちまくり、シーズン終了までに53試合の出場で、3割9分8厘、17本塁打、53打点という驚異的な数字をマーク。それによってドジャースは得点力が大幅にアップし、最終的にナ・リーグ西地区の首位に躍り出て、4年ぶりの地区優勝を果たした。