オリ“由伸2世”期待の日髙暖己が人的補償で広島へ 高卒2年目の放出に恩師「残念」と心情吐露
――というのは?
「本人は試合に出たいという思いが強かった。投手だと登板間隔が空きますが、野手なら毎日試合に出られるからです」
――どのようにして投手に転向するよう説得を?
「チーム事情などもあり、なんとか説得しました。普段はひょうひょうとした性格なのですが、負けず嫌いなところもあり、打たれた時の悔しさから投手にのめりこむようになりました」
――山本由伸のフォームを真似したのはいつ頃から?
「高2で投手に転向した時に自分でいろいろとフォームを試して、山本選手のフォームが一番合っているということでした。すると球速も伸びていき、2年の冬で148キロを出したときはプロも見えてきたなと。山本選手を目標にしているとよく話していて、オリックスに入団が決まった時は、本人も安堵の気持ちがあったと思います」
(聞き手=橋本悠太/日刊ゲンダイ)