巨人阿部監督は「ポスト岡本づくり」に大忙し ドラ3佐々木俊輔を直接指導、秋広にはチクり…
タイムリミットは最短1年だ。
キャンプ初日から精力的に動き回っている巨人の阿部慎之助監督(44)。初日に続いて、2日もドラ3ルーキーの佐々木俊輔(24=日立製作所)に熱を入れて指導した。
【写真】この記事の関連写真を見る(15枚)
阿部監督は佐々木を買っており、初日も「体は小さいけど(174センチ)、パンチ力がある。打球速度も170キロ以上だからすごい」と絶賛していた。
阿部監督にとって、長距離砲の育成は急務だ。主砲の岡本和真(27)はかねてメジャー挑戦を口にしており、球界でも「早ければ24年オフに渡米するのでは」といわれている。実際、巨人が今オフのポスティングを認めるかどうかはともかく、メジャー行きは遠い先の話ではないだろう。
問題は岡本の後釜である。昨季は打率.278、41本塁打、93打点。2年ぶり3度目の本塁打王のタイトルを手にした。しかし、岡本に続いてホームランを打ったのが22本の坂本(35)、18本の丸(34)では心もとない。16本の大城もすでに30歳。27歳の岡本の後釜として考えるのは無理がある。