阪神のザル守備が看板の投手陣に与える深刻影響…8日は1イニング4失策でOP戦7戦全敗

公開日: 更新日:

 所詮はオープン戦だ。

 勝ち続けているから今年は強いとか、負け越しているから弱いということにはならない。昨季日本一の阪神が、8日のヤクルト戦にまさかの逆転負け。球団史上ワーストのオープン戦7戦7敗となったが、いまだ勝ち星がないこと自体は大した問題ではない。

 問題は中身。5点リードの八回に1イニング4失策で6失点。2死から前川(20)の落球、小幡(23)の悪送球、森下(23)の落球、小幡のこの回2度目の失策などで試合を引っ繰り返されたのだ。

 阪神は以前からの「ザル守備」が一向に改善されていない。優勝した昨季も、失策数(85)と守備率(.984)はともにリーグワースト。失策数は昨年まで6年連続リーグ最多だ。

「フツーは起きひんけどなあ。ごちゃごちゃ言わん方が気が引き締まるんと違うか」

 試合後の岡田監督は1イニング4失策に関して苦笑交じりでこう言ったが、この回に登板した桐敷(24)は1イニングを投げ切るのに46球も投じた。

 野手があまりにポロポロやるようだと、昨季チーム防御率(2.66)がダントツだった看板の投手陣が辛抱し切れなくなる可能性も出てくる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  5. 5

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    「エンゼルス佐々木朗希」誕生へ…菊池雄星との大型契約&異例の早期決着で獲得に布石

  3. 8

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 9

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  5. 10

    清原ジュニアが現役引退表明…今度はテレビ局が争奪戦か? こんなにいる慶大野球部出身アナウンサー

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱