岡田阪神に問題山積…湯浅の二軍落ちでくすぶる「内紛の火種」「パッとしない新人投手」「優勝ボケ」
球団史上初、前年優勝チームとしてもプロ野球史上初の屈辱であるオープン戦開幕9連敗を喫している阪神。
深刻な投手陣の四球禍や野手の大量失策が起きている理由は、坂本誠志郎(30)と並ぶ捕手二枚看板である梅野隆太郎(32)が右肩肉離れで離脱したことにより、扇の要が不安定だからという声も上がっている。昨季の優勝チームとは思えないほどの体たらくだ。【前編】からつづく。
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「誤算は他にもある」
とは、在阪の野球評論家。
「昨オフはFA補強を封印し、ドラフトで即戦力投手を獲得する方針だった。しかし、先発要員だった1位の下村(青学大)は大学時代の疲労蓄積によって離脱。救援投手として期待されていた最速159キロ右腕の2位椎葉(四国IL徳島)も9日の試合でパッとせず、岡田監督は『全然やった。腕が振れていない』とバッサリだった。もともと、島原中央高時代は捕手で、ミキハウスは在籍3年でクビになり、昨季は22試合しか投げていない。年間通してのスタミナを不安視されていた。10日の試合で1回無失点と好投した5位の石黒(JR東日本)が一軍に残れるかどうか。新人の開幕一軍入りはゼロになる可能性があります」