女子ラグビー原わか花「五輪を目指すのは想像以上に過酷」…一度は折れた心を再起させた妹の涙

公開日: 更新日:

「どうしたんだろうと思っていましたが、東京に戻ってきてから、母が教えてくれました。妹は私が引退するのがすごく嫌だった、プレーしている姿を見られなくなるのが辛い、と。普段はラグビーの話なんてまったくしないのにです。私のプレーをここまで楽しみにしてくれている人がいるのなら、もう1回頑張ってみようと。パリ五輪を目指す覚悟ができました」

 原の身長は156センチと、女子ラグビー選手の中では小柄な部類に入る。他の日本代表選手の体格も海外選手には及ばない。一見すると不利にも見えるが、「世界の舞台で戦う時に、日本人の小柄な体型は強みにもなる」とこう続ける。

「体が小さくてもできることはすごくたくさんある。足りない部分を補うことも大切だけど、今あるもので戦っていくことも同じくらい大切。例えば、大柄な選手にタックルをする時は、相手の膝の的が大きく感じるんです。だから成功しやすい。他にも、私なんかは足が短い分だけ細かくステップを刻むことでアジリティ(機敏性)を生かしたプレーができる。考え方によっては十分戦えます。日本代表はみんな同じ意識を持っているはずです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇