卓球シングルス次戦 「早田ひなvs謎の北朝鮮選手」「張本智和vs世界卓球2連覇の中国選手」
ピョンは昨年の杭州アジア大会3回戦で平野に4-2で勝利し、準々決勝では中国の絶対王者、孫穎莎から1ゲームを取っているだけに、この快進撃はまぐれではない。
「(ピョン戦の)対策はなかなかない」という早田はどんな戦術で戦うか、注目の一戦だ。
■張本智和は樊振東に過去9試合で2勝7敗
一方の男子は、張本智和(21)が初対戦左腕のA・リンド(デンマーク)を4-1で下した。次戦は、東京五輪銀メダルで世界卓球2連覇の樊振東(中国)と戦う。過去9試合で2勝7敗。まったく敵わない相手ではない。
五輪初出場の戸上隼輔(第10シード)は3回戦で第8シードの張禹珍(韓国)に0-4で完敗。ベスト8入りを逃した。
ドローで戸上側の「山」にいる選手にはこの日、“朗報”が届いた。前日の混合ダブルス決勝で金メダルを獲得した世界ランク1位の王楚欽(中国)が、2回戦で世界26位のモーレゴード(スウェーデン)に2-4で敗れたのだ。王は孫と組んだ混合ダブルスで頂点に立った直後、2人の写真を撮影しようと殺到したカメラマンにラケットを踏まれ折られてしまった。この日は予備のラケットで戦ったが、本来の力を出せなかった。