《モイネロの巻》サファテに可愛がられた森唯斗に世話を焼かれ…「日本語はかなりしゃべれる」
言葉を覚えるのも早かった。これは一軍にリリーフの森唯斗がいたからでしょう。
森は抑えのサファテから「俺の弟」と言われるほど可愛がられており、面倒を見てもらっていた。そうしたことを今度は日本に来たばかりのモイネロに、と世話を焼いた。
あまり自分から話すことはありませんが、日本語はかなりしゃべれるし、森や嘉弥真新也とグラブやスパイクの隠しっこをしてふざけ合うこともあった。
キューバ人の先輩2人が球団に在籍していたこともプラスになった。
ロッテ時代から日本での生活を経験しているデスパイネは入団当時からおり、18年にはグラシアルも加入。彼らはモイネロを可愛がり、悩みがあれば相談に乗り、自宅に呼んで食事をすることも多かった。
もっとも、ラテンのノリで音楽をガンガンかけながら大ハシャギするものだから、「近所迷惑だ!」と球団に苦情が入ったことも2度ほどありましたが(笑)。
次は東浜巨の回となります。
■関連記事
- 【次話を読む=東浜巨の巻】「鷹の祭典」の試合中、「このユニホーム洗えますかね?」と言われたワケ
- 《長谷川勇也の巻》三冠王も認めた「鷹のソクラテス」でも…思い出すのは皆をヒヤヒヤさせた右翼守備
- 《中村晃の巻》プロ2年目を終えた未来の打撃職人に「ホームランを打て」とあえて注文を出したワケ
- 《今宮健太の巻》「1発かました」僕の目を臆さず睨み返した生意気根性に「大物になるかも」
- 《和田毅 #1》メジャー出戻り直後、「僕のやってきたことは間違いじゃなかった」と声を上げた
- 《柳田悠岐 #1》広島弁封印で「もう会見は勘弁してください」と泣きが入った若手時代
- 《小久保監督 #1》球団に異例の直談判…入団早々にチームのルールを変えさせた練習の虫