《周東佑京の巻》育成時代は頭を抱えるほど手を焼いたアピール下手のスピードスター
そう言ってテレビ局の取材に向かわせましたが、ちょっとしゃべって「あ、お疲れさまです」で終わって……おい待て! もうアピール忘れたんか! と僕が頭を抱えたくらいです(笑)。そんなやりとりを、いったい何度繰り返したことか……。
しまいには僕も「おまえ、支配下になりたいの? なりたくないの?」と言ってしまったほどです。
そんな周東が今年からチームの選手会長に就任したことには驚きました。レギュラーといっても、不動というわけではない。なんで? と思いましたが、選手会長は自分のことばかりではなく、チーム全体を見渡さなければいけない立場。責任感を持たせるという意味では、良い人選だったかもしれません。チームのまとめ役という重荷を背負った周東が、その役職から外れて再び自分のことに専念できるようになった時、果たしてどんな選手になっているか楽しみでなりません。
次回は異例の入団で話題になったスチュワートの話をしましょう。