巨人・秋広を覚醒させる阿部監督の“魔改造”…内角直球系を引っ張っての2打席連続弾に他球団警戒
■「マー君よりイヤ」
そんな秋広が、昨18日のDeNAとの練習試合でサヨナラを含む2打席連続本塁打。しかも、いずれも引っ張って右翼席に放り込んだ。
「2本とも内角の直球系を引っ張った強烈な打球だった。あれをやられると投手は怖い。阿部監督がこれまで、あえて体重移動を大きく使わせたり、右足を上げてステップさせたり、脇腹を肉離れしろと言って強いスイングを意識させたり、あの手この手で秋広にメスを入れてきたのを聞いていましたが、その成果が出てきているように感じる。これも、はやりの“魔改造”ですかね。巨人は投手陣の駒が揃っている。マー君より、秋広が魔改造で覚醒することの方がイヤですね」(前出のスコアラー)
この日の試合後、秋広にはことさら厳しい阿部監督は、「ナイスバッティングでしたけど、その前のボールにスイングをかけて欲しかった」と初球のストライクを見逃した2本目に注文。「寝ちゃうと忘れちゃうだろうから、きょうは寝ないで素振りして欲しいね」といつものように辛口だったが、胸の中では小躍りしているに違いない。