「断食でがんは治る」鶴見隆史著

公開日: 更新日:

“ホンマかいな”という話だが、酵素医療の第一人者である著者が、断食によるがん治療の仕組みと効果を解説。

 断食ががんに効く理由としては、がん細胞を餓死させ、アポトーシス(自発的な細胞死)に導くことが挙げられるそうな。がん細胞は糖を餌にするといわれており、実際に血糖値が140を超えるとがん細胞が繁殖することが分かっている。断食を行うと、人間の体は糖ではなくケトン体という物質からエネルギーを生み出すが、がん細胞はケトン体を餌にできないため、アポトーシスに向かっていくのだという。

 また、断食で腸が空になると善玉菌が優位になって腸管免疫が高まり、がんを撃退するのに役立つらしい。朝は梅干しとおろし野菜、昼は梅干しとフルーツなど、著者のお薦め断食法も紹介。
(双葉社 819円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」