「効く健康法 効かない健康法」岡田正彦著

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 長生きのためならどんな健康法でもやってみたいが、効かないことをやっても時間と金の無駄になる。そこで本書では、予防医療と長寿医学の第一人者がその“ウソ・ホント”を判定していく。

 膝の関節が衰えると運動量が減少し、思うような生活ができなくなる。そこですがりたくなるのがコンドロイチンやグルコサミンなど関節に多い成分のサプリメントだが、残念ながらその効果はウソ。これらの物質は消化酵素によってバラバラに分解されて血液中を漂うが、関節にとどまって修復してくれるというデータはないという。

 近頃は1日1食生活や週1回の断食で若返るなどといわれているが、これもウソ。むしろ血糖値の乱高下を招くため、健康障害のリスクを高めるそうだ。(ディスカヴァー・トゥエンティワン 1400円+税)



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