「激闘! 闇の帝王安藤昇」大下英治著

公開日: 更新日:

 渋谷で三本杉一家と対立していた暴力団・安藤組組長安藤昇は、話し合いの場で射殺された組員の西原の葬儀で、西原の老母が泣き崩れるのを見て解散を決意した。解散後、安藤が書いていた自伝に目を留めた映画製作会社「第七グループ」の湯浅監督から映画化したいという申し出があった。

 安藤が「おれが見て気に入らなかったら上映させない」と言うと、監督は「どんな条件でものむ」という。承諾した安藤にさらに主役をという話が……。だが、かつて安藤組に銃撃された松竹の大株主・横井英樹が映画製作を知り、待ったをかけた。

 安藤組組長として、映画俳優として生きた安藤昇の半生を描く。(さくら舎 1600円+税)


最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動