「決定版 サイバーセキュリティ」ブループラネットワークス著

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 多くの国ではサイバー攻撃は大量破壊兵器に分類されているが、日本ではあまり危機感をもっていない。例えばグルメアプリで近くの店を検索すると、そのユーザーの位置情報はスマートフォンによって自動的に送られてしまうのだ。近い将来、家電や医療機器などがインターネットに接続され、会社にいてもテレビの予約録画などができるようになる。

 だが、利便性と危険性は表裏一体だ。AIスピーカーのアレクサが、夫婦の会話に反応し、指示されたと誤解して夫婦の会話を友人に送信するというトラブルが発生している。また、自動運転システムを乗っ取られると、都市の交通は簡単にマヒする。サイバー攻撃の脅威と防衛策を解説した現代人の必読書。

(東洋経済新報社 1800円+税)

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