「名探偵・浅見光彦 全短編」内田康夫著

公開日: 更新日:

 浅見光彦に宅配便で姫鏡台が送られてきた。差出人は「文瀬夏子」。知らない名前だ。宛先が訂正されているのに気づき、訂正前の宛先が初恋の相手である浅野夏子の姉、静香だと判明する。いぶかしく思いながら、姫鏡台をしまい込んだが、何かを見落としていると感じた浅見が、10日後、文瀬家の前を通ると、葬儀の幕がかかっている。所轄署の警部補に尋ねてみると、奥さんがトランキライザーの飲み過ぎで死んだという。その日、夫は病院の泊まり勤務だった。浅見がしまい込んだ姫鏡台を分解してみると、枠の下面にサインペンの文字が……。

 浅見光彦登場40周年を記念した短編集。単行本未収録作品も収録。

(光文社 2090円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  2. 2

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  3. 3

    佐々木朗希“大幅減速”球速160キロに届かない謎解き…米スカウトはある「変化」を指摘

  4. 4

    ヤクルト村上宗隆 復帰初戦で故障再発は“人災”か…「あれ」が誘発させた可能性

  5. 5

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  1. 6

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  2. 7

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 8

    「皐月賞」あなたはもう当たっている! みんな大好き“サイン馬券”をマジメに大考察

  4. 9

    ヤクルト村上宗隆「メジャー430億円契約報道」の笑止…せいぜい「5分の1程度」と専門家

  5. 10

    常勝PL学園を築いた中村監督の野球理論は衝撃的だった…グラブのはめ方まで徹底して甲子園勝率.853