「世界最高の雑談力」岡本純子著
海外では、エビデンスのあるコミュニケーションのルールが学校や職場で教えられているが、日本ではそういうチャンスがほとんどない。日本人は世界で一番、雑談が苦手なのだ。
雑談の達人になるためには、まず、相手の話を上手に引き出すことが重要である。そして、話しはじめて5分以内に相手から質問が出るかどうかがポイント。相手に「言って聞かせる」のではなく、「聞いて(相手に)言わせる」のがリーダーの王道なのだ。人は自分のことを話すとき、快楽ホルモンであるドーパミンの分泌が活発になる。上手に相手に質問し、相手の話を聞きながら自分の話を織り交ぜるのが、雑談の理想形である。
雑談力を上げるノウハウが詰まった一冊。
(東洋経済新報社 1540円)