「ごちそうさん」の小姑・キムラ緑子が語る「アラレちゃんメガネ」時代
NHKの連ドラ「ごちそうさん」で杏をイジメる「イケズ」な義姉・和枝役で注目を浴びているのが彼女。大学時代から演劇の世界に入り、50代にしてキュートさを失わない彼女の原点がここにある。
これは26か27の頃、学生時代に立ち上げた劇団M.O.P.の仲間と私の部屋で飲んでいたときの写真です。右が私。当時はやっていた大きな黒フチの「アラレちゃんメガネ」をかけています。
■根岸季衣を完コピ
私は同志社女子大卒業と同時に地元・淡路島に戻り、3年後にこの劇団M.O.P.に戻って、芝居をしていたときです。真ん中が、当時の劇団を主宰していたマキノノゾミ。私のパートナーです。左が演出家の堂岡俊弘くん。同志社大学の演劇サークルに所属していたんですが、その卒業公演で旗揚げしたのが劇団M.O.P.でした。大学という母屋がなくなって、そのままプロの劇団になったというわけです。当時の私は、根岸季衣さんのセリフ回しから、息継ぎ、しぐさまで完コピして、根岸さんのそっくりさんといわれていました。
マキノは座長で2コ上の先輩、当時は敬語で話していましたし、尊敬していた先輩。付き合うなんて思いもしなかった頃です。