“高畑ハンデ”背負った「24時間テレビ」 シタタカな計算も
日本テレビにしてみれば、看板番組「24時間テレビ39」の番組パーソナリティーに起用した俳優が、よもや強姦致傷容疑で逮捕されようとは夢にも思わなかったはずだ。
今週末(27、28日)の放送本番を目前に控え、高畑裕太容疑者(22)の穴埋めに奔走する日テレ局内からは、ある“たられば話”が聞こえてくる。通常、24時間テレビは8月の第3週に放送されるが、近年の五輪イヤーはかぶりを避け、24時間テレビの放送時期を1週ずらしており、「リオ五輪じゃなければ、高畑の不祥事は24時間テレビの放送後。こんな目に遭わずに済んだかも」(日テレ関係者)というのである。
日テレは、高畑の逮捕当日に降板および番組ポスターの撤去、ドラマの撮り直しを発表した。そんな迅速な対応に加え、「NEWS ZERO」や翌朝の情報番組では〈部屋に呼ぶ口実として必要のない歯ブラシを持ってこさせた〉という容赦ないテロップを流したり、高畑の奇妙な言動の目撃証言VTRを繰り返し引用するなど、いずれの局より厳しい姿勢で報じていた。それには、「24時間テレビの協賛企業に対し、日テレも被害者だと印象付けたい狙いも含まれています」(前出の日テレ関係者)。