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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

原点は米国で見たエンタメの世界…そこに天性の勘が融合

公開日: 更新日:

「当時、めったに手に入らないチョコレートやジュースを少年たちに配り食べさせていた。とにかく優しくて少年に対しても気配りができる人。みんなに好かれていました。昼は少年たちと野球でしたが、夜はもっぱら大好きな麻雀でした」

 少年に子供たちが喜ぶ食事をごちそうするジャニー氏の姿は晩年までずっと続いていた。有名だったのが東京・青山にあるファミレス。ジャニー氏と少年たちの憩いの場でもあった。「ジャニー氏の名前は知っているが見た人はいない」とメディアの中でも幻のような存在だった。青山のファミレスに定点観測に出かけたことがある。何度目かの日だった。奥のテーブル席でジャニー氏を初めて見て、写真こそ撮れなかったが、全体像だけは頭にインプットできた。

 少年野球からジャニー氏が選抜した4人が“ジャニーズ”(あおい輝彦・中谷良・飯野おさみ・真家ひろみ)だった。デビュー前のエピソードを聞いたことがある。

「4人が揃って街を歩くと、女性が立ち止まりジッと見つめる。追い掛けてくる人もいた。それほど当時の4人はあかぬけ、洗練されていた」

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