心筋梗塞、脳腫瘍…「ありふれた症状」に潜む病気のサイン
また、頭皮に付着した菌類の変化によって炎症が発生する脂漏性皮膚炎の可能性も。脂漏性皮膚炎が耳の上に出るのはエイズの前兆、脳天にふけや脱毛が異常発生する場合は、心臓病の危険が大きくなるという。
■物忘れがひどい
アルツハイマー型認知症は、脳の神経細胞が壊れて起こる「中核症状」が先に表れ、まず物忘れがみられるようになる。
他にも、更年期障害などで甲状腺ホルモンの分泌が少なくなって甲状腺機能低下症を起こすと、認知症のような症状を見せることがある。
■おしっこが泡立つ
小便をした時にできる泡がなかなか消えない人は、腎臓機能の異常で尿にタンパクが混ざっているケースがある。落下によってできる細かい泡がドーム状になっている場合は問題ない。
タンパクが混ざっている小便は、蜂の巣のように大きめで、洗剤のシャボン玉のようにふんわりした感じの泡が立つ。
■光の輪が見える
電灯、電球などを見た時に虹がかかったような光の輪が見える現象を虹視症と呼ぶ。虹視症の代表的な原因は急性緑内障発作だ。急激な眼圧の上昇によって角膜の水分コントロールができなくなり、角膜が浮腫を起こして白くふやけてくる。その状態で光を見ると光の輪が見える。眼痛、頭痛、嘔吐を伴うケースが多く、放置すると失明の危険も。