心筋梗塞、脳腫瘍…「ありふれた症状」に潜む病気のサイン
■肩がこわばる
左の肩や顎などが痛む人は狭心症による放散痛の可能性がある。内臓にはさまざまな神経系統があり、そこを伝わって生じる痛みが思わぬ場所に表れることは少なくない。狭心症は心筋梗塞の前兆で、肩の痛みで心電図をとったら心筋梗塞を起こしていたケースも。
■味覚が変わる
最近、味付けが薄く感じるようになったなと感じる人は要注意。亜鉛不足などによる味覚障害だけでなく、脳腫瘍や脳梗塞などの脳の異常で中枢神経系が正常に働かなくなっているケースも考えられる。
■寝言をはっきり言う
ひと言ふた言しゃべる程度なら、生理的な寝言なので問題ない。就寝中に大声で叫んだり、はっきりした口調で罵倒したり、隣で寝ている人を殴ったりする場合は、レビー小体型認知症、パーキンソン病、ナルコレプシーの前駆症状で、そうした病気になりやすいという報告がある。
■アソコがかゆい
インキンタムシ、ケジラミ、疥癬(かいせん)といった感染症の他に、糖尿病の可能性がある。糖尿病の人は抵抗力が弱っているので、もともとアソコに寄生している常在菌が暴れてかゆみを引き起こすケースがある。