体重減効果も 4月発売「糖尿病新薬」飲んでいい人、悪い人

公開日: 更新日:

 新しい糖尿病新薬「SGLT2阻害薬(ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬)」が4月に発売された。さらに類似の3成分4製剤が厚生労働省に承認されており、間もなく発売予定だ。SGLT2阻害薬は従来の糖尿病薬とは全く違うメカニズムで、画期的な薬として専門医から注目を集めている。どういった薬なのか? 糖尿病専門医である加藤内科クリニック(東京・葛飾)の加藤光敏院長に聞いた。

★従来の薬とどう違う?

「この薬は少し難しい薬ですので、医師だけでなく患者も特徴をよく知って使うべき薬であることを強調したいと思います。作用としては、腎臓の糸球体で濾過(ろか)されたブドウ糖は尿細管でSGLT2とSGLT1によって再吸収され体内に戻りますが、この薬は糖を体に再吸収させず、積極的に尿中に排出させ、血糖値を下げる全く新しいものです」

★糖を尿中に排出させて体にダメージはないのか?

 健康診断で「尿糖が出ている」と指摘された人もいるだろう。人間の体には「体内で糖が増えると、尿中に糖を捨てる」という自然な働きが備わっている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード