市販薬で症状悪化のケースも…「水虫」正しい対策と予防法
ちなみに水虫は、正式には足白癬といい、タイプが4つある。
指の間が白くふやけて皮が剥ける「趾間型」、土踏まずや足に小さな水疱ができる「小水疱型」、かかとの角質が厚くなりゴワゴワ皮が剥ける「角質増殖型」、爪の中に白癬菌が入りこみ、爪が変色したり爪の先がもろくなる「爪白癬」だ。
爪白癬になると塗り薬では薬が菌まで到達しないので飲み薬を使う。その爪が全部生え替わるまで飲み続けるので治療は半年も続くそうだ。
「ただし、水虫のほとんどは趾間型です。好発するのは薬指と小指の間で、そこが一番指の間隔が狭く、蒸れやすいからです。パックリ切れるのもこのタイプ。この趾間型を放置しておくことで小水疱型→角質増殖型→爪白癬と広がるのが一般的です」
大切なのは、白癬菌が角質層から完全にいなくなるまで根気よく治療を続けること。
「しかし、多くの人は患部がきれいになると勝手に治療をやめてしまい、残っていた白癬菌が再び悪化するということを繰り返してしまうのです。“もう大丈夫だ”と思ったところからさらに1~2カ月、薬を塗り続けることが大切です」