【糖尿病】治療はやはり専門病院で 病院“渡り鳥”にならない
ほかに「食事療法」として、主食はご飯100グラム(小さな茶碗にあっさり1杯程度)、ゴマ油をかけた玉ネギ1個を4分の1、ホウレンソウは1束の4分の3、たまにサバの缶詰をテーブルに載せるぐらいで、常に腹八分の状態をキープしてきた。
さらに「運動療法」として1日30分~1時間ほど歩くことにしている。
「とにかく糖尿病を改善したくて、これまで10以上の病院で治療を受けてきました。ところが、それぞれの病院によって対応が違うのです。インスリン注射を打てとか、腎臓機能が低下しているから人工透析を受けてはどうかとか、和食がいいとか洋食はいいとか、カリウム(野菜)の取り過ぎだとか……」
ある大きな病院で診察を受けたときは、しばらくして「当病院では治療しません」とだけ書かれた文書が自宅に届けられたという。
このように病院の“渡り鳥”を続けてきたが、ある日、書店で糖尿病治療専門医が書いた本を手にした。著者は都内のある糖尿病専門クリニックの院長だった。